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にわかオタクによるオススメのラノベ紹介 その1

 こんにちは、浅葱奈です。

 

 今回は僕の大好きなラノベを知ってもらおうということで、タイトル通りオススメのラノベを1冊紹介します。タイトルにその1と書いてある通り定期的に何か紹介していくかもしれません。

 

 さて、早速本の紹介に入りたいと思います!今回紹介するのはこちらです!

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 はい、『魔王学院の不適合者』です!著者は秋先生で、イラストはしずまよしのり先生です。

 

 電撃文庫から刊行されているラノベで、電撃では珍しいなろう発の作品です。連載一周年にして40,000,000以上にPVを記録し、書籍版の方は再々重版が決定し、4刷目に入りました。

 

 連載初期から読んでおり書籍の特典をそろえるために4冊も買ったこの大好きな作品を今回は紹介していきたいと思います。

 

 先に言っておきますが、本作品は悪い意味であらすじ詐欺というか、あらすじの微妙さで損している節があるので、あらすじを読んで敬遠するのはちょっと我慢してください…!

 

 

 

あらすじ(コピペ)

二千年の時を経て蘇った暴虐の魔王――だが、
魔王候補を育てる学院の適性――《不適合》!?

 人を、精霊を、神々すらも滅ぼしながら、延々と続く闘争に飽き、平和な世の中を夢見て転生した暴虐の魔王アノス。しかし二千年後、転生した彼を待っていたのは平和に慣れて弱くなりすぎた子孫たちと、衰退を極めた魔法の数々だった。
 魔王の生まれ変わりと目される者を集めた“魔王学院”に入学したアノスだが、学院は彼の力を見抜けず不適合者の烙印を押す始末。誰からも格下と侮られる中、ただひとり親身になってくれる少女ミーシャを配下に加え、不適合者(魔王)が魔族のヒエラルキーを駆け上がる!!
小説家になろう」にて一年足らずで脅威の40,000,000PVを叩き出した話題作が登場!
 
電撃文庫公式サイトより 
 

 

話の大筋の紹介

 ぶっちゃけた話、あらすじに不満しかないので少し補足がてら、ネタバレしない程度に少し詳し目に話の流れを書いていきたいと思います。

 

 人を、精霊を、神々すら滅ぼし暴虐の魔王と恐れられた男アノス・ヴォルディゴード。彼は人間と魔族の間で延々と続く争いに終止符を打つために、勇者カノン、大精霊レノ、創造神ミリティアにある提案をします。それは「人間界、魔界、精霊界、神界。四つの世界に壁を立て、千年は開かぬ扉を作る」というものでした。

 

 説得の末に3人の協力を得て、命を犠牲にした大魔法で壁を立てたアノスは、二千年後に人間の家に転生します。

 

 魔王の生まれ変わりと目される者を集めた"魔王学院デルゾゲード"に入学したアノスですが、入学試験の際に暴虐の魔王の名前が"アヴォス・ディルヘヴィア"として伝わっていることを知ります。

 

 アノスは平和な学院生活を送りながらも、二千年前のしがらみを引きずった者の憎しみや、転生するまでの二千年間に起こったいざこざに巻き込まれていく…といった感じです!

 

 暴虐の魔王を騙る"アヴォス・ディルヘヴィア"とは一体誰なのか、アノスが転生した後に勇者や大精霊、創造神はどうなったのかなど、物語が進むにつれ様々な謎が明らかになっていきます。

 

 

登場人物紹介

アノス・ヴォルディゴード

 表紙中央のイケメン。二千年前、争いの絶えなかった《神話の時代》に暴虐の魔王として恐れられていた魔族の王。

 

 圧倒的な力で他の種族を蹂躙していたものの、優しい心を持っており、魔族を守るために降りかかる火の粉を払おうと人間と争っていました。

 

 魔法の実力が抜群で、初見の魔法をコピーしたり改良して自分のものにできるほど。

 

 セリフ回しがとてもかっこよく、特に決め台詞(?)の「○○だからといって、○○とでも思ったか」最高に理不尽で痺れます。(例:「山脈を両断したぐらいで、俺の頭が割れるとでも思ったか」、「破壊神ならば、俺を滅ぼせると思ったか」など)

 

 ちなみに好物はキノコグラタン

 

ミーシャ・ネクロン

 表紙左の可愛い子。アノスが転生前に生み出した7人の魔族《七魔皇老》のうちの一人、アイヴィス・ネクロンの家系に連なる少女。

 

 無口で自己主張が苦手。創造系の魔法が得意です。二千年後の《魔法の時代》に生きる者の中では珍しく、アノスの実力を感じられる結構な実力者です。

 

 無口ながらも仲間を気遣える優しい心の持ち主で、絶大な力を持つアノスにすら気をかけるほど。天使です。

 

 また、人の心を読み取るのも得意なようです。

 

サーシャ・ネクロン

 表紙右の可愛い子。ミーシャの双子の姉で《七魔皇老》アイヴィス・ネクロンの直系の子孫。

 

 見たもの全てを破滅させる<破滅の魔眼>を持っており、破滅の魔女と呼ばれるほどの実力者です。

 

 ツンデレ兼ツッコミ役で「馬鹿なの!」が口癖。お酒に弱く、すぐベロンベロンになります。可愛い。

 

 魔王学院デルゾゲードには身分制度があり、偉い人は黒服でそうでない人は白服なのですが、双子の姉妹なのにミーシャだけ白服です。なんでも家庭の事情らしいです。

 

 

『魔王学院の不適合者』は一体どんなラノベなのか

 『魔王学院の不適合者』は上で述べた通り”小説家になろう”発の作品なのですが、珍しいことに異世界転生モノではなく、主人公はしっかり現地人です。現地で生まれて現地に転生します。

 

 このラノベを一言で表すなら”魔王の主人公がひたすら無双する”といった感じなのですが、この手の作品でありがちな嫌味な感じが一切ありません。

 

 俺TUEEEEのラノベって主人公が軽薄だったり「またオレ何かやっちゃいました?」って感じなんですけど、そういう要素が一切ありません。立ちふさがる理不尽を更なる理不尽で踏みつぶしていくアノス様の御姿が滅茶苦茶にかっこよくて爽快なばかりなんですよね…!

 

 世界観も独特で、所謂テンプレ感が全くと言っていいほどありません!「魔王が転生して不適合者の烙印を押されて~」みたいなのはありがちな感じもしますが、諸々の設定と世界観が他とは一味違います。

 

 

 

『魔王学院の不適合者』の良さ

 それでは、この作品の良いところについて語っていこうと思います。ぶっちゃけ全部いいんですけど、今回は"ストーリーの面白さ"と"ネーミングセンスの高さ"の2点について語ろうと思います。

 

 ちなみに、Twitterで「#魔王学院感想」で検索すれば色んな人の書籍版一巻の感想が出てくるので、興味がある方は検索してみてください。

 

ストーリーの面白さ

 ストーリーの面白さはラノベを語る上で外せないものではありますが、この作品はその点において一線を画しています。各章ごとにどんどん謎が明らかになっていく構成なのですが、予想の斜め上を行く展開ばかりで、「そうくるか!」と毎回度肝を抜かれます!

 

 この作品は伏線の秀逸さが尋常ではないです。日常パートの何気ないセリフがかなり重要な伏線だったり、適当にサラッと説明されたことが後々になって重大な意味を帯びてくるようになったり…鮮やかに回収されていく伏線の数々に震えます。

 

 最近では50話も前の日常パートでの会話が伏線だったなんてことがあったくらいです。何が伏線になるか分からない緊迫感というのも物語の臨場感に一役買っていると思います!

 

ネーミングセンスの高さ

 バトルもののラノベにおいて技とか魔法とかのネーミングセンスって意外と大事だと思います。

 

 多くの作品では魔法の名前は”エターナルフォースブリザード”みたいに普通に英語だったり、神話か何かから引っ張ってきたりするものですが、この作品の中の魔法や魔剣の名前は全てオリジナルの独自言語で、しかも全部滅茶苦茶かっこいいです。

 

 例を挙げると、魔法だと獄炎殲滅砲ジオ・グレイズ涅槃七歩征服ギリエリアム・ナヴィエム灰燼紫滅雷火電界ラヴィア・ギーグ・ガヴェリィズドなど。魔剣だと一意剣シグシェスタや理滅剣ヴェヌズドノアなど。どれも中二心をくすぐるクッソかっこいい名前ばかりです。

 

 あらすじに「人を、精霊を、神々すらも滅ぼしながら~」とあるように、この作品には精霊や神が登場するのですが、それらの名前も引用元の無いオリジナルになっています。センスがすごいです。

 

 

 まとめ

 『魔王学院の不適合者』はギャグからシリアスまで話のクオリティが高く、登場キャラもみんな個性があり一癖も二癖もある魅力的なキャラばかりです!全体的な完成度がとても高く、web版の方もその完成度を維持したまま2日に1回の高い頻度で更新されているので、書籍版だけでなくそちらの方も追ってみてください!

 

おわりに

 いかがでしたでしょうか?元の作品の完成度が高すぎて僕の拙い文章力では良さを伝えきれていないと思うので、是非一度web版の方にだけでも目を通してみてください!

 

 ここまで読んでくださってありがとうございました!

 

リンク集

魔王学院の不適合者(小説家になろう) - https://ncode.syosetu.com/n1578dx/

Amazonhttps://goo.gl/GWDVbG